廃材用の焼却炉を作ろう

畑を作るときに、とりあえず草だけ刈っておいた
こちらの場所。

家を解体したら、廃材がめっちゃ出てきたので
焼却炉を作ることにしました。

その後
「基準を満たさない焼却炉は野焼き行為に当たるので、違法になる。」
と、養父市役所から注意を受けたので、焼却炉は撤去しました。

一般的に、家を解体して出てきたゴミは、産廃業者(産業廃棄物処理業者)っていう
こういう大きいゴミを専門に処理してくれる場所に持っていくのですが
持っていくのも大変だし、お金もかかります。

ざっくり、
2トントラック借りて10,000円/日
ガソリン代で2000円
木材捨てて、10,000~20,000円/t

たぶん、木材捨てるだけでも5往復くらいしないといけなそうなので
ざっくり10万円!

ゴミ捨てるだけで10万円って、やってらんねー

なので、燃やすことにしました。
燃やしたら、お金かからん。

幸いなことに、若杉地区は、薪でお風呂を沸かしている家もあるし、
家と家の距離もけっこう離れていて、苦情も来なさそうなので
ガンガン燃やしていこうと思います。

ちなみに、但馬のような田舎でも、地区によっては苦情がきます。
煙の臭いが嫌いな人が近くに住んでたり、家の近くで燃やされてたり
風向きだったり、色々な理由があると思いますが、
心配なときは、ご近所さんに相談しに行ったらいいと思います。

薪ストーブを焼却炉に。

焼却炉を作るのに、お金をかけてたら本末転倒なので、
薪ストーブを焼却炉の代わりに使おうと思います。

使う薪ストーブは、ホンマ製作所の時計1型薪ストーブ。

はい、焼却炉の完成です。
では、燃やしていきましょう。

まず、一番下に紙とか燃えやすいものを置きます。
段ボールいっぱいあるので、段ボールとか置きます。

上に、ぼちぼち細い木をてきとーに置いて着火!

おー燃えてきた。

煙突から出る煙ですが、燃やし始めは
煙がもくもく、こんな感じ。

けど、ストーブの中で火がちゃんと燃え出すと
煙がほぼ出なくなります。

ストーブの中の空気が、火で温められ上昇気流が生まれ、
煙突を通って外に出る。
すると、薪を入れている入り口から、空気が引っ張られて
薪ストーブの中に入る。
入った空気は、火で温められて煙突から出る。

っていうのが、繰り返し行われて、薪がうまいこと燃えるんです。
薪ストーブすげー

ちなみに、このことをドラフト効果とか、煙突効果とか呼びます。
煙突が長ければ長いほど、ガンガン燃えるそうです。
銭湯の煙突が長いのも、このためか!なるほど。

そして、薪燃やしてたら、薪ストーブからも煙が。。。

これ、薪ストーブが錆びないように塗られている塗料からの煙らしく
初めて使うときは、空焼きといって、
薪ストーブから煙が出なくなるまで、ひたすら燃やして
塗料をとるみたい。

めっちゃ煙出るので、家の中で使う予定の人も
まず、外で空焼きした方が良さげ。
めっちゃ臭いです。

さて、ええ感じで燃えるので、焼却炉用の屋根作ります。
薪ストーブが鉄製なので、雨とか朝露で、一気に錆びます。
なので、一応屋根作っときます。

四隅に、杭打って

解体したときに出た、柱っぽいのをてきとーに立てて、
(一応、筋交い的なやつも。)

解体したときに出た、錆びたトタンやら、ベニヤ板や、
なんか板っぽいのをバシバシくっつけて、
掘っ立て焼却炉の完成!

これで、廃材の処分費用は0円!
うしっ!