古民家をDIYで解体する

生活する空間が出来たので、
次は、おうちを解体していきましょう。

解体しないと、どんな造りなのか
そして、どこが痛んでいるのかが
はっきり分からないのです。

カレー屋さんの客席部分になるスペースの解体

まず、襖を取り外します。

柱が傾いてたり、梁がたわんでるので、襖が動かない!
なもんで、襖に当て木をして、ハンマーで上と下を交互に叩き、
最終的に力技で襖を外していきます。
後で、スケールで梁の端と真ん中を測ったところ、
大きいところで20~30くらい、真ん中がたわんでいました。

車にいっぱい襖。
とりあえず、倉庫に運びました。

外したらこんな感じ。
広くなった気がする!

んで、ここから本格的に解体していきます。
上から物が落ってきたり、粉塵がひどいので
ヘルメットと簡易防塵マスク、メガネを装備して、いざ解体!

壁にベニヤ板が張ってあるので全部はがします。
床も外せる部分は、どんどん外していきます。

ベニヤの後ろは、全部土壁っぽいね。

2階居住エリアの解体

2階は、居住エリアになります。
北側の畳ふにゃふにゃの部屋と
真ん中のベニヤに囲まれた謎部屋と
南側の床抜け落ちそうな部屋の3部屋です。

北側の畳ふにゃふにゃの部屋


これが

こう!

真ん中のベニヤに囲まれた謎部屋

これが

こう!

南側の床抜け落ちそうな部屋は、
いまんとこ解体するものすらないので
とりあえずスルー。

トイレは広くしたい

トイレは、男子トイレと女子トイレが分かれているんですが
もっと広いトイレがいいなぁってことで、
男子トイレをなくして、広くしようと思います。

広くなった!

シロアリの被害

この家を買う前に、一応工務店さんに調査をしてもらいました。
「良くもなく、悪くもなく、年相応の家です」
という診断結果でした。

また、シロアリに関しても見てくれており
「シロアリの被害もありますが、すぐさまどうこうってもんでもないです。
でも、シロアリの被害はあります。」
とのことでした。

で、床を剥がしていたら、途中で床落ちました(笑)

大引きと呼ばれる太い木が、シロアリに食われまくりで
床を支えきれなくなり、床が落ちたみたい。
いままで支えられていたのは、床材が他の大引きとかに重さを分散していたからで、
オレが床材を剥がしまくっていたので、分散しきれなくなり抜けたっぽい。

シロアリに食べられた木材は、外から見る分には木材の形をしていますが
その内部は、シロアリに食べられて小さな空洞がいっぱいです。
例えるなら、木の形をしたスポンジ。
柔らかく、ボロボロはがれ、すぐ折れます。

床ダメッす。

ちなみにこの家、売主さんに聞いたところ
以前は違う場所に建っており、伊勢湾台風で流されたので
残った材料を今の場所に持ってきて、移築したそうです。

なので昔、柱に使われていた木材が梁に使われていたり
間取りが変だったりしています。

登記簿によると、いまの場所に建てられたのは60年くらい前なのですが
元々は明治時代に建てられてたっぽくて、その時の木材が移築してあるなら
築100年みたいなもんなんかな。

ちなみに、明治の時の所有者の苗字は「山下」
その後、銀行に差し押さえられて、所有権が銀行になってる。
んで、巡りめぐって、また山下の手に。
歴史を感じますな。

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