スーパーの有精卵からヒヨコを孵化させてみた

なんとなくTikTokを見ていたら、
卵からヒヨコを孵化させる動画が流れてきました。
なんか面白そうやなぁ、やってみたいなぁと思いました。

ある日、隣町の豊岡市にあるスーパー「ガンピー」に行ってみたら、
有精卵が売ってるではないか!

これはやるしかないやろってことで
鶏の卵の孵化に挑戦してみることにしました。

鶏の卵の温め方

ネットで調べたところ、孵卵器というものを使って卵を温めると孵化するらしい。
んで、重要なのが

・温度は37℃くらいで温める
・適度に転卵をする
・適度な湿度を保つ
・21日目で孵化する

らしい。

湿度はまぁ、適当にするとして、
転卵の間隔が全然分からなかった。

転卵は30分毎にすべしって書いてる人もいるし、
1時間間隔って書いてる人もいるし、
4時間に1回でいいよーって人もいるし。

ほんま、適度ってどんくらいやねんと思いつつ、
とりあえず、温めてみることにした。

鶏の卵が大きくて、孵卵器に4つしか入らないがまぁいいか。
37℃に設定して、1時間に1回転卵することにした。
寝てる時間はしょうがないけど、頑張って途中で起きて
3~4時間に1回は転卵した

そして、21日目。
産まれなかった。
少し誤差が出るのかもと思って、もう2~3日温め続けてみたが
産まれなかった

———————————–

原因が分からん。
調べた通りにやったはずなのに
なぜ産まれなかったのか?

そんで、また色々調べてみたら、
オレが買った孵卵器は、温度設定した温度にならないことが分かった。
実際の温度は、設定した温度のプラス7度くらい高くなるらしい。
温度設定の意味とは(笑)

なので、次は温度計を入れて実際に37℃になるように孵卵器の温度設定を調整した。
だいたい孵卵器で29.8℃くらいに設定すると、
実際の温度が37℃くらいになるのが分かった。

転卵は、夜は寝たいので
起きてるときは1時間に1回、睡眠時間は6時間にして
起きたらすぐ転卵することにした。
これで無理だったら、諦めようと思った。
だって、眠いし。

ヒヨコが生まれない!

2回目の挑戦。

21日目を迎えた。
産まれない。

もう一日温めてみた。
すると、なんか鳴き声がしてる気がする。
小さいけど、ピヨピヨ鳴いてる!

卵にヒビが入ってる!
ついにヒヨコが産まれるのか!?

だが、それから24時間たっても産まれてこなかった。
なんか鳴き声も小さくなったし、鳴く頻度も少なくなった気がする。

産まれないのか!?
出れないのか!?
こういう時、どうしたらいいんだ!?

調べてみると
・自分で孵化できないヒヨコは弱い個体だから、孵化を手伝ってもどうせ死んでしまう
・ヒビが入ってから24時間以上たっても孵化しないなら、殻を割るのを手伝う
と2つの意見があった。

そりゃ、これは手伝うっしょ。
ってことで、ピンセットで少しずつ卵の殻を割っていくことにした。

まだ出てこない。
もう少し殻をはがす

まだ出てこない。
もう少しはがす

これでも出てこないのか。
もういいや、もうこっちで殻を全部取ってしまおう

やっと産まれた、というか、
卵から零れ落ちたというか。
ひとまず、産まれた。

もうオレのやれることは全部やった。
後は、こいつの生命力しだいだ。

卵の殻を割るのを手伝いだして4時間。
24時になろうとしていた。
寝よう。
寝て起きて、どうなってようがそれはそれだ。

————————————

次の日の朝。

生きてた!
ギリギリ生きてた!

それから2日間、飲まず食わず。
3日目になってやっと水を飲みだした。
エサもちょっとだけ食べた。

もう安心かな?

やっとスーパーの卵からの孵化に成功した。
けど、オレのイメージしてるヒヨコとなんか色とか違うような?

ま、いっか。

コメントの入力は終了しました。