ガタガタだった床を水平にするために、
木を置いて、平らに床を張れる準備をしました。
そして、ついに床張りへ。
2階に張るのは、厚さ21mm、長さ2000mmの杉板。
厚さもあるし、長さも2000mmなので、
下に置いた木の間隔は、500mmにしています。
杉板は、トリマーという溝を掘る機械でオスとメス作って
フローリングみたいに張ります。
が、トリマーが強すぎて、粉砕されていく杉板。
無理!
なので、計画を変更して、ビスで留めていくことにしました。
ただ、ビスが足に引っかかって、ケガしても嫌なので
穴を開けて、そこにビスを打つことにしました。
まず、穴を開けて
ビスを打つ!
あとは、ひたすらこれを繰り返す。
床担当は、なべちゃん。
いい感じに床出来てきた!
昔の長さの単位「尺貫法」と度量衡法
床に置く一般的な木の間隔が、455mmとか303mmとかなんやけど、
なぜ、そんな中途半端な数なのか?
それは、昔使われていた「尺貫法」という、長さの単位の名残なのです。
1丈 = 10尺 = 303cm
1尺 = 10寸 = 30.3cm
1寸 = 10分 = 3.03cm
1分 = 3mm
なので、ワラ人形を打ち付ける代名詞の五寸釘は、約15cmの釘。
一寸法師の身長は、約3cm
みたいなね。
んで、昔の家の柱と柱の間を「間(けん)」といいます。
度量衡法という昔の法律で、1間 = 6尺、
つまり、1間 = 1820mmと決められていました。
んで、1820mmを4で割ると、455mm。
1820mmを6で割ると、だいたい303mm。
昔の畳のサイズが、1820mm×910mmだったり(地方ごとに若干大きさ違うけど)
今の床に張る合板のサイズが、1820mm×910mmだったりと、
455mmとか、303mmという数字は、なにかと便利なのです。